2023.07.31
夏着物

お出かけは 着物を着るようにしています。
そうすることで 腕を磨くといいますか
とにかく 実践こそが 上達の近道だからです。
普段の日舞のお稽古は
夏は浴衣で 半幅帯です。
お太鼓を結ぶことはないので
やらないと すぐに手が落ちます。
ということで 博多のコンサートに着物を着て行こうと
着付けの練習をしました。
練習した時は だいだいのことはつかめた気がしました。
なので当日は大丈夫と思っていたのですが
当日 帯を結ぶのに苦戦しました。
夏帯はツルツルと滑り しっかりと締まらないのです。
困りまして YouTubeの すなおさんのお太鼓結びを見て
やってみたのですが どこかが間違っているのでしょう。
きれいに仕上がりません。
そのうち 電車の時間は迫ってきます。
もう アセアセで結んで さあ出ようと思ったとき
ドアノブにお太鼓をひっかけました。
でももう直す時間もありません。
着いたらどこかで直そうと思ったのですが
自分でも恐ろしいくらいの方向音痴で
会場まで駅から10分というところを1時間半かかってしまいました。
もう ぜったいヤバいです。
自分でも これほどまでとは思っていなかったです。
次からは 方位磁石をもっていくつもりです。
1時間以上歩くと
もう汗ダクダクになりました。
胸を平らにするために長い長いサラシをぐるぐる巻きにしています。
これは 師匠が作ってくださったものです。
しかし この状況では もう苦しくて暑くて
しかも長く歩いた結果
襟元も詰んできてしまい最悪な状態になってしまいました。
今回ばかりは うまくいきませんでした。
夏帯をきれいに結ぶにはどうしたらよいか
今後研究する必要があります。
夏着物は 涼し気にゆったりと着なくてはなりません。
真逆になってしまい 今回ばかりはとても反省しました。
しかも恐ろしいことに
そんな感じに乱れたままで、コンサートのあとの
五郎さんのお見送りの会で
五郎さんの前に登場する、ということをしてしまいました。
みっともないので本当は参加しないつもりだったのですが
お友達になった方が参加されるとのことで
まぁ、きっと私など見てないだろう、
見ないに違いない、とか思い、
やっぱり五郎さんに会いたいものですから、
あろうことか出て行ってしまいました。
見られたくないので
一瞬しか見なかったんですけど
近くでみると五郎さんはさらに二枚目でした。
恥ずかしすぎました。
とほほ
それでも 場慣れ、着慣れ、ですから
とても大切なお勉強の機会です。
失敗は大きな学びです。
こんなに情けない思いをすると
次からは ものすごく上手だと思います。
次はもっと 優雅に着れますように。

こちらは胸に巻くさらしです。

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