2023.07.12
貪欲になれない

私は 自分の人生の師と仰いでいる方から
日舞と 生け花を習っています。
自分の母親より 師匠と一緒にいる時間が
人生の中で長くなった気がします。
師匠は 中学校の教師をされていたのですが
自分は60になったら
日々着物を着て過ごせるようにと励んできて
その通りに生きてこれました、という話しを
聴いていましたので
正直 自分もそのようになりたいと
密かに思ってきました。
しかし おそろしいことに
今年3月に私もその年になってしまいまして
誕生日を迎えた時に
なにひとつ 今人生を変えられないという事実を
受け止めねばならず
がっくりとしてしまいました。
確かに 今は定年も伸びましたし
時代も変わっていますが
今この地点で 仕事を辞めたら
私はやりたいことを何も続けられないというこの現実。
あれもこれもと やりたいことを手あたり次第やってきてしまった、
もっと的を絞るべきだったかも・・・とも思いますが
まぁ とにかく 好奇心旺盛で いろんなことにチャレンジもして
楽しかったといえば 本当に楽しかったのですが
欲張りすぎたかもしれません。
しかし 私は貪欲に(笑)
師匠からいただけるものは なんでもいただきたいと
受け継げるものはすべて受け継ぐんだと
懸命について行っている感じです。
でも 貪欲にと言いつつ
あまりにも身についていないですし、
やっぱりそれも無理な性格なので
切ないところです。
- 関連記事
-
- 良い刺激
- 貪欲になれない
- 続ける
- お花代が少しアップした
- 足元の花材がない時
- 苦手な月
- 人生を楽しむ
- 20年単位
- 平等に与えられるもの
- 芯が入った
- 立秋を過ぎた
スポンサーサイト