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    星野哲郎記念館へ。②

    一度は行ってみたいと思っていた

    星野哲郎記念館に着きました。
    DSCF6460.jpg
    たくさんのヒット作品を生みだされた作詞家が
    こんな静かな田舎から出られたことに
    まず驚きます。

    もともとは海で生きることを望まれ
    船乗りでいらっしゃったのですが
    病気で丘に上がられたとのことです。

    人生ってどこでどうなるかわからないものなのですね。
    人の人生ほど興味深く、面白く、
    そして教えられることはありません。

    応募した詞が一位二位、と なられたそうで
    やっぱり 「才能」なのだなぁ、としみじみ。

    その後東京に出て作詞家になられたとのことですが
    星野哲郎さんの作品をエピソードを添えた映像と音楽で観賞できる部屋では
    「やばい。この部屋にずっといたいかも。」って
    思うくらい楽しく感じました。(笑)

    その部屋には作詞家仲間などの
    メッセージが展示されていまして
    阿久悠さんや なかにし礼さんや
    他にもその世界の重鎮の方々のメッセージもあり、
    すごいことだと思いました。

    歌も最後までじっくりと聴けて
    あらためて 言葉の深さを感じました。

    今は 水前寺清子さんの展示をされていて
    水前寺清子さんがどのようにして世に出られたか、を
    知ることができました。

    つくづく
    人生には 師との出逢いが大きい、と感じました。

    苦労もなくパーーッと世に出られたのだと思っていましたが
    コロムビアレコードのコンクールで2位。
    優勝していれば デビューできていたのに、
    なかなかデビュー出来ず、
    何度もレコーディングしてはお蔵入り・・・

    苦労をされたのですね。

    その後クラウンからデビューとなったわけですが
    水前寺清子さんにとって星野哲郎さんは師匠であり
    星野さんに出逢われたことで
    未来が開けたのだなぁ、と思いました。

    正しく導いてくださる
    立派な師がいてくださればこそ、の人生のような気もします。

    人に希望を与える人は
     「絶望」という現実を知っていらっしゃる方、なのかもしれません。
    お二人とも 知っていらっしゃればこそなのだと思いました。

    水前寺清子さんの言葉には
    星野哲郎さんからの言葉が書かれていましたが
    とても胸を打つもので
    思わず 私は手帳に書き留めました。

    この催しが終わった頃に
    ここにそっと書き加えさせていただきたいな、って思っています。

    水前寺さんは 11月16日に
    来館されると 公式ホームページで拝見しました。
    たくさんの方が全国から来られることでしょう。
    まったく変わられないし、いつまでもお若くてびっくりします。

    チータ、という愛称は動物のチータではなくて
    違う意味だったこと。
    星野哲郎さんがつけられた、ということも知って
    人生って ほんとうに 人とのご縁から
    すべては生まれるのだなぁ、って思いました。

    あらためて 自分は言葉が好きなのだと思いました。
    やっぱり 言葉で満たされている。
    言葉に魅せられる。

    好きな歌もいっぱいありました。
    あぁ これも星野哲郎さんだったんだーー。
    とても感動。

    歌っていいですね~。

    私が好きな星野哲郎さん作品

    1 みだれ髪 美空ひばり
    2 昔の名前で出ています 小林旭
    3 三百六十五歩のマーチ 水前寺清子
    4 雪椿 小林幸子
    5 さだめ雪 長山洋子
    6 兄弟船 鳥羽一郎
    7 感謝状~母へのメッセージ~ 島津亜矢

    今思いつくところで書いてみましたが
    どれも 詞の世界がすごく好きです。

    今夜は もう少し余韻に浸っていたくて
    今日はウォーキングしながら
    島津亜矢さんのCDを聴きました。

    わたしってけっこう色々と聴いてる(笑)

    「大器晩成」はスカッとするし
    「海で一生終わりたかった」は
    ご自分の人生そのものを語られているように思います。

    今日は 
    ミカン狩りに行く予定だったのですが
    この記念館で満足して
    帰ってきてしまいました。

    それから 先日柳井の松島詩子記念館に行ったときは
    来館者が自由に書き綴れるノートが置いてあって
    読んでも楽しいと思ったのですが

    詩人の記念館を訪れる人は
    言葉が好きで
    書きたい人もたくさんいらっしゃると思うので
    来館者用のノートがあればなぁ、って
    すごく思いました。

    ひと言でも
    今日は書きたい気分でした。

    言葉っていいな~
    歌っていいな~

    こんな田舎から
    すごい人がでたんだなぁ~

    って
    感動した一日でした。

    そしてさっそくAmazonでこの作品集を買いました。
    届くのが楽しみ―!


    歌伝説・星野哲郎歌伝説・星野哲郎
    (2011/10/05)
    オムニバス、大月みやこ 他

    商品詳細を見る

    追記
    CDが届き聴いているのですが
    とってもすてきな作品集でした。
    毎日のように聴いてしまいます。
    生きるということは どこか切なく哀しいものですが
    その哀しみも生きる力に変えて
    前に進めそうに思います。
    素晴らしい 星野哲郎ワールドでした。

    聴いての私の好きな曲を上げますと
    1.みだれ髪
    2.雪椿
    3.昔の名前で出ています
    4.三百六十五歩のマーチ
    5. おんなの宿
    6.不如婦 (ホトトギス)
    7.男はつらいよ

    今の自分の中での順位です。

    いやぁ~ 心に沁みます。
    いい歌ばかりです。
    今回初めて知った
    「おんなの宿」「不如婦」
    しみじみと沁みる歌で
    繰り返し聴いて 胸を熱くしています。

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    安井かずみさん

    憧れる女性のひとりに
    安井かずみさんという作詞家がいます。

    残念ながら1994年3月17日に55歳の若さで亡くなられました。
    生きていらっしゃったら どんなに素敵なお話をいっぱい聴かせていただけたことでしょう。
    本当に本当に残念です。

    今日は沢田研二さんの「Julie」を聴きました。
    全作品 安井かずみさんの作詞によるものです。


    安井かずみさんの詩は
    とても洗練されていて
    とってもおしゃれな感じがします。
    特にこの「Julie」の詞は 
    やわらかくしなやかで 神秘的でありながら
    どこか哲学的であり 人生の真髄が隠されている感じです。

    なんて深くてすてきなのでしょう。
    私はただ ため息をついてしまうのです。

    歌は 詩と曲とアレンジと歌い手のコラボレーションにより完成されるものですけれど
    それぞれの個性と才能が融合されてこそだと思っています。
    なので 音楽を聴く時は 私は必ずクレジットされた作家の名前を確認します。
    それが私の ささやかな「こだわり」です。

    安井かずみさんの作詞・訳詩作品は4000曲にものぼるそうです。
    素晴らしい才能です。
    ジュリーの作品を筆頭に 大好きな歌がいっぱいあります。

    私の好きな野口五郎さんのオリジナル作品に
    安井かずみさんの作品がないことは とっても残念なことです。
    聴いてみたかったな~。

    でも 今も五郎さんが歌い続けていらっしゃる「ア・ソング・フォー・ユー」という歌の訳詩は
    安井かずみさんです。
    この詩がまた どうしようもなく胸を打ちます。
    私は 大好きです。

    私が20歳の頃 彼女のエッセイ集を買って読みました。
    「自分を愛する こだわりレッスン」という本です。
    それは栄養剤のように 当時の私を女性として
    とても豊かにしてくれました。

    「いい女とは何ぞや、といった難解なことから始めるのではなく、
    とても繊細な(靴の脱ぎ方の)ことであり・とてもフレジールな(素顔の)ことであり、
    とても簡単な(スープの作り方の)ことであり、とても自由自在な(気持の)持ち方であり・・・」

    すてきに女らしく生きるには
    日常のそんな小さな"こだわり"の積み重ねだということを教えてくださっています。

    たとえば 私が安井かずみさんのような生き方をしようとしても
    とてもできるものではありません。
    生活のレベルが違いすぎます。

    けれどこんな風にすてきなこだわりをもって
    自分なりの生き方を貫かれた女性の想いを伺えることはうれしいことですし
    とてもいい刺激になります。

    彼女の言葉には自信と誇りがあふれています。

    今日はあらためて すてきな安井かずみさんの詩やエッセイを読みました。

    そして今日は お掃除もがんばって
    お花を飾り
    ウォーキングして
    バスタイムを楽しみました。

    憧れの女性がいるということはうれしいことです。
    私もすてきな女性になりたいです

    作詞家・なかにし礼

    ここのところNHKの番組のことばかり書いてごめんなさい~。
    NHKのまわし者みたいなブログだわっ。

    火曜日の「歌謡コンサート」は 作詞家「なかにし礼」さんの作品を集めての番組でした。
    もちろんご本人も出ていらっしゃってのステージ
    エピソードも聞けてとても興味深い番組でした。
    出演者、曲目は以下の通り。

    「知りたくないの」菅原洋一
    「愛のさざなみ」島倉千代子
    「恋の奴隷」奥村チヨ
    「天使の誘惑」黛ジュン
    「手紙」由紀さおり
    「風の盆恋歌」石川さゆり
    「夜と朝のあいだに」ピーター
    「石狩挽歌」北原ミレイ
    「時には娼婦のように」黒沢年男
    「まつり」北島三郎


    こうして一人の作家の作品を聴けることもとっても贅沢。
    私は ここ数年 なかにし礼さんの作品に好きな歌がいっぱいあることに気づき
    すごく好きだと思っている作詞家の一人です。

    3本の指に入るくらい好きかも、と思う。
    すごく私の感性に合う。
    どうしようもなく泣ける。
    特に女性への作品はたまりません。
    どうしてこんなに深い詩が書けるのかしら。


    けれど私が物心ついた頃に
    なかにし礼さんの作品として認識して聴いた歌は
    「時には娼婦のように」でした。
    まだ子供だったこともあって ある意味衝撃的で
    きっとなかにし礼という人は 
    すごーーくエッチな人なんだろうと思っていました。
    ごめんなさいっ

    その後 私の好きな野口五郎さんの「愛の証明」という歌も書いてくださったのだけれど
    私としては もっとなかにし礼さんならではの深い人生の歌であってほしかっただけに
    少し残念に感じました。
    でも 貴重な「なかにし礼作品」、唯一のシングル発表曲、今となれば宝物と言えるでしょう。 

    どちらかといえばB面の「パリ北駅」のほうが五郎さんらしかったように思います。
    同時期に発表された「樹海 Ballade」というアルバムがありますが
    私も大好きな作品の一枚。
    このアルバムには
    「貝になりたい」「世界が止まる」「樹海」「幸福への切符」「青春の贈り物」の5曲が
    なかにし礼さんの作品です。

    特に「青春の贈り物」は 素晴らしい愛の詩です。
    私個人の好みとしては「樹海」が好きです。

    ・・というところで 話はもとに戻りますが
    知れば知るほど なかにし礼さんの作品には素敵な作品が多いということです。

    もともとシャンソンの歌詞を書かれていたということで納得なのだけれど
    愛する切なさ 別れの悲しみ 
    この方の作品は絶品です。


    ほかにも 私の好きな歌

    「別れの朝」ペドロ&カプリシャス
    「人形の家」弘田三枝子
    「愛のフィナーレ」ザ・ピーナッツ・菅原洋一
    「恋のフーガ」「恋のオフェリア」ザ・ピーナッツ
    「今日でお別れ」菅原洋一
    「あなたならどうする」石田あゆみ
    「愛で殺したい」サーカス
    「美しき愛の掟」ザ・タイガース
    「サバの女王」グラシェラ・スサーナ
    「流されて」「愛は嵐」石井明美
    「くちづけが怖い」「今日から私は」久美かおり


    情熱的で
    切なくて
    艶があって
    胸が熱くなる世界

    たまらなく切ない。

    でもこの方の歌を聴いてると
    死ぬまで女でいられる気がするのです。

    本当はすごく品があるのが なかにし礼作品なのではないかな~
    ・・と最近思うようになった私なのでした。

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    きものと日本舞踊と
    小鳥と レース編みが好きです。
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