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    ドラマ「金子みすゞ物語」を見て。

    7月9日に TBS系列で放送されましたドラマ「金子みすゞ物語」。
    私も大好きな詩人 金子みすゞさんの人生の物語をしみじみと拝見しました。
    http://www.tbs.co.jp/misuzu2012/highlights/

    悲しくて悲しくて
    今も引きずっています。
    困ってしまうのですが
    あまりにも みすゞさんの人生は悲しすぎました。

    やさしい
    少女のような視線。
    温かい言葉。

    みすゞさんは 本当に優しくて
    心がきれいな女性でした。

    どうして、って私は問いたい。

    才能は だれもが与えられるわけではありません。
    それは 私も仕方のないこと、と思えます。

    けれど
    心優しい
    思いやりにあふれた方が
    どうしてこんな悲しい人生を
    送らねばならなかったのでしょう。

    悲しくて仕方がないのです。

    神さまは平等ではないんだなぁ、って
    正直悔しい気持ちでいっぱいになります。

    やりたいことを
    思う存分させてあげたかった。

    私は平凡で才能があるわけでもないけれど
    みすゞさんの気持ちがとてもとてもよくわかるような気がします。

    どうして人生は
    こんなにも縛られるものなのでしょう。

    上戸彩さんが こんなにすてきな女優さんだということ
    今回 初めて知りました。
    とてもかわいい やさしいみすゞさんでした。

    山口の言葉も みなさん 自然に使われていました。
    彩さんもとってもかわいい山口弁でしたし

    特に 母親役の高島礼子さんの 話し方はよかったです。
    山口県人の 品の良い語尾などの雰囲気を
    すばらしく自然に 話していらっしゃいました。
    うれしいです。

    長門の海をバックに演技していただけたこともうれしいです。

    みすゞさんの人生は
    あまりに悲しいものでしたが
    こんなに試練の連続だったのに

    こんな優しい
    少女のような
    純粋で
    温かい詩を書かれていたことが
    本当に感動です。

    生きているうちは
    そんなに良いこともなかったけれど
    実母のそばで 自分の人生を終えたこと
    そして 亡くなったあとではありますが
    世の中の人が みすゞさんの詩に
    癒され励まされているということが
    せめての救いのような気がします。

    考えるのですけれど
    自分の病気のことなどを考えた時

    最後は 母親としての
    自分の生き方を貫かれたのかもしれない。

    ドラマを見て
    そう信じたい、と思いました。

    みすゞさんの 心は
    今もずっと
    みすゞさんの詩の中に生きています。
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    秋にふさわしい番組

    今夜はNHK三昧でした。

    歴史秘話ヒストリア
    愛と悲しみの“こだまでしょうか”
    ~大正の詩人・金子みすゞの秘密~

    山口県人として誇りとするみすゞさんですが
    みすゞさんの人生は
    とても幸せとはいえませんでした。

    「こだまでしょうか」は
    震災のあとのコマーシャルで使われ
    大きな反響があった作品です。

    あの詩は 最後の一行で
    あぁ やっぱりみすゞさんの詩は素晴らしいなぁ、って
    私はしみじみと 感動します。


     そうして あとで
     さみしくなって

    「ごめんね」っていうと
    「ごめんね」っていう。

     こだまでしょうか。
     いいえ、だれでも。


    みすゞさんの言葉は
    優しさをこの胸に広げます。

    唯一の 楽しみ、生きる証しでもある
    「詩を書き綴る」ということ、
    それさえ許してもらえなくなって・・・
    本当に 辛かったことでしょう。
    私もたまらなくて涙がこぼれそうでした。

    最後は 最愛の娘を残し
    自分で命を絶ってしまうのでした。

    みすゞさんが生きている間に
    幸せなことがいっぱいあればよかったのに・・・
    なんてことだろう!、って思います。
    あんまりなような気がします。

    けれど
    どんなことがあっても
    みすゞさんの言葉は
    少女のような瞳と
    優しさを感じるものでした。

    そして今
    たくさんの人から愛されて
    心の支えとなられています。
    素晴らしいことです。

    私もみすゞさんの詩は大好きです。
    また仙崎に行きたくなりました。


    そして 「SONGS」
    美輪明宏さんの シャンソン。
    胸に沁みました。

    愛というものは
    そっと耳元でささやくこと・・・
    と ふと思いました。

    過ぎた愛を語るシャンソン
    静かに語るように歌われても
    こんなに胸が熱くなるのは不思議です。

    「想い出のサントロペ」
    グッと引き込まれる美輪さんの詩も衝撃的でしたし

    美輪さんの「ラ・ボエーム」
    とてもすてきでした。
    今まで私が聴いてきたのは
    女性が主人公の「ラ・ボエーム」
    でも 美輪さんが歌われたのは
    男性が主人公になっている詩でした。
    敢えて 男性として歌われたのでしょう。
    それがどうしようもなく 胸に響き
    なんてすてきだろう、って思いました。
    しびれました。

    「ラ・ボエーム」

    モンマルトルのアパルトマンの
    窓辺に咲くリラの花よ 愛の部屋で
    ぼくはいつも絵を描いていた
    君をモデルに 愛しい人の
    愛し合った君と僕の二十歳のころ
    ラ・ボエーム ラ・ボエーム 幸せの夢よ
    ラ・ボエーム ラ・ボエーム 根のない草花


    少し 何かを私は忘れかけていたのかもしれません。
    感じる心を取り戻せたような
    胸が熱い 夜なのでした。

    やっぱりやっぱり
    秋は芸術の秋なのです。

    みすゞさんの詩

    みすゞの本

    ブログにも書きましたが
    5月31日の 中島潔さんの番組を見てから
    金子みすゞさんの優しい言葉 美しい詩が
    心の中をまわっていました。

    今夜は 詩集を開いて
    ゆったりと読みました。

    みすゞさんの言葉に癒されました。

    読んでいると
    幼い子供の自分に戻ってしまうような気がします。

    いえ
    きっと戻っているのだと思います。


    子供の瞳で のぞきこむようにして
    ひとつのものをじっとじっと見つめているような
    そんな気持ちになります。

    そして語りかけるです。

    幼い頃は 見つめては語りかけ
    花にも虫にも いろんなことを問いかけたものです。

    みすゞさんの詩には そんな純粋で優しい瞳が感じられます。


    見えるものと見えないもの

    喜びと悲しみ

    ちっちゃなものと大きいもの


    すべては対比するように
    常に一対となって 寄り添っているということを
    みすゞさんの詩は教えてくれます。

    そして 存在するものの
    「お母さん」の姿を
    みすゞさんは しっかりと見つめています。

    それは「命」の尊さを自分に問うようでもあります。

    そして命は 廻っていくものだと
    みすゞさんは 語りかけてくれているような気がします。

    だから私は みすゞさんの詩が好き。


    みすゞさんは山口県の誇りです。

    2007年に みすゞ記念館に
    私の両親と行きました。
    私の好きな詩を
    私の大好きな母に見てもらえることが
    とってもうれしかった。

    その日
    私の心は みすゞさんの詩の中の少女のようでした。


    私はいつもみすゞさんの詩に
    自分と自分の母親の姿を重ねています。
    それは みすゞさんの優しさが
    母と重なるからです。


    私の母が 若い時2年間
    この仙崎で働いていたことがあるということを
    その時知りました。
    記念館からそう遠くない場所だったそうです。
    母は懐かしそうに通りをながめながら
    自分の中で時間を巻き戻して
    当時の街を見つめているようでした。

    私にとっては 本当に嬉しい記憶です。

    どれが一番好きか 決めようとしたのですが
    とても決められませんでした。
    好きな詩がたくさんありすぎます。

    優しい心で
    生きていけたらうれしいな。

    みすゞさんの詩を読むと
    心からそう思います。
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    きものと日本舞踊と
    小鳥と レース編みが好きです。
    こちらでは楽しいことを書きます。

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